使う前には毎回原点復帰が原則だぞ?

 


こんにちは、宅徒(天野稔啓)です。

皆様、好い3Dプリンティングライフは…

おくられておられますでしょうか?


せっかく3Dプリンターを高い金を払って買ったのに…


1度くらいしかまともにプリントでけへんかってん!


という方へ…

多少?朗報となる福音書かも知れません。

私自身、昔社員で強制労働を強要させられていた頃…

コンピューター制御のNC加工機(CAD,CAMで動く奴)を、

使わざるを得なくなったことが有り…

其の時、取り敢えず、逃げなくてよかったな…

とは思っておりますが…

多少記憶している経験値が、それなりに効果を得ている為…

そう云う解決事例というか、

作業前にまずやっておきたい事。



これから公開しておこうと思います。


其れは…

3Dプリントスタート前には、

まず、基本的に、NC加工機の様なものは…


原点(X,Y,Z=0,0,0)復帰させておくこと。

(作業機械≒作業コンピューターなどに、原点を覚えさせておくこと。)です。

私のと同等の3Dプリンターの場合、

オートホームとか云うセレクターが画面上で、有ると思います。

それで、まずプリントノズルヘッドを原点に戻す必要が有ります。


要するに、電源を切った時点で、

加工機のコンピューターが、原点位置を忘れてしまうのです。

(若しくは、プリント作業面から出力物を剥がした時に、秘かに位置がずれてしまう等。


が!!!!である。

(参考例。下の写真の、図の部分を参照ください。

X軸移動用のアームが、上下移動用軸に対し、直角になっていないのである。

これだと、いくら頑張ってもプリント面が水平にならない場合がある。

なので、

3Dプリントをする前に、

自動で原点復帰作業が出来ない3Dプリンターは、

まず、手動で原点を指定してやらないと誤作動を起こしやすいです。

(指定した位置でプリントを始めない程度ならまだ救いがあるが、Z軸=上下軸が上に行ってしまっており、ノズルヘッドはとりあえず動いているが…ノズルから溶けた樹脂がにゅるにゅる飛び出してきてプリントする事なく、製麺屋になってしまっている?など)

気を付けた方がよいです。


また、

その原点復帰の為の調整で、重要な事が有ります。

作業面の微調整のネジの上下移動の可動調整範囲は限られている。

で、

多くの3Dプリンターが大体同じだと思いますが…

垂直(上下)移動する軸が、2軸(2つのモーター)で動くものの場合です。

モーターが2つ付いており、その上下移動用の2つの軸が、

ギア、ベルト等で連動していない場合が、

最近の3Dプリンターは、多いと思う。


要するに、

ステッピングモーター?とか云う、モーター内に、回転度数が解るセンサーみたいなものが入っており、その回転角度等の電気的信号をモーター内部で感知し、コンピューター制御等で2つ以上のモーターを、同じだけ動かすと云う仕様のモーターであったりする為、

一度電源を切ると、その左右の高さ、

要するに、


X軸を動かす為のアームが、

秘かに斜めになってしまっている


場合が有ります。

(上のプリンターの写真参照)


そうなると…そういう微調整用ネジをくりくり回しても、

調整つまみ(調整ネジ)

1センチも上下に動かしてもプリント面が真っすぐに水平にならない。

という、あほみたいなポカミスを起こす事になりかねません。


あれ?

おかしいな?

水平にならない。


という場合は、多くはこれだと思う。



樹脂溶融式の3Dプリンターで、大体同じだと思う。

下の図は、参考までに公開。

私のところの3Dプリンター(上の写真の奴)

こんな感じで、電源を入れる前にアームの角度調整しています。


(大体からして、海外のサイトで購入したので、日本語の説明書が無いのが問題であったが…)

電源を入れてない時は、
ステッピングモーターが止まっている(通電していない)ので、

軸回転がフリーになっていると思う。

そうなってない場合は、モーターと、上下移動するらせんが切ってある棒を固定してあるネジを緩め、上下移動の軸(らせんが切ってある軸)を回転させ、まず、アームの直交を調整しておかないと、とんでもないアホの連鎖になるよ?

気を付けましょう。

其れと、
原点復帰時に
問題が起きている…
最悪のケース。
だと思われる問題(最悪な事例)は…

その、原点復帰の為の停止位置認識センサー(停止スイッチ)が

一応ついているが…
原点=x、y、z=0、0,0)にプリンターヘッドが来た時に、
プリンターヘッドが押すようになっている停止スイッチみたいなもの

そのスイッチに、

プリンターヘッド部分が届いてないとか、

押し過ぎてしまう
≒行き過ぎようとしてしまう
≒停止スイッチを押せてない。≒原点辺りに来ても止まらない。等の問題だ。)

(私の場合は、そのスイッチを押す突起が付いてなかった。
仕方なく、追加パーツ≒停止スイッチ接触用の突起を自作しました。

そういう停止スイッチをプリンターヘッドが押せてないのに?なぜ今まで3Dプリントが出来ていたのか?

不思議だ!有り得ない!と…感じている方がおられたのだろうか…?

要するに、手動で、その停止スイッチを押していたで、

その位置を便宜上原点に設定は出来ていました。

なので、
オートホームで原点に戻す時に、モーターが行き過ぎ、ぎゃぎゃぎゃぎゃ、びびびび五月蠅い時は、そうなるギリギリ手前で停止スイッチを手動で押してやると、止まった位置が、便宜上の原点になるようです。X軸の移動の場合。それで、0の位置を決定できるらしいよ。単純な仕組みだね。デカいCNC加工機も、大体同じだ。
これは、Z軸の原点調整。

最初にまず原点=何がしかの0位置。を教えてやらないといけない。これを怠ると、こう云う切削式のNC加工機の場合…仮にコンピューター制御の高精度のモノでも…非常に高価な作業面を切削刃が掘り込んでしまうとか、突き抜けてしまう場合がある。熱溶融式の3Dプリンターの場合は、下手すると、延々姓麺屋になってしまい、世麺屋なのに、アフロヘア―を量産しているだけの機械に変貌しているかもしれないね…。

超単純設計の3Dプリンターは、既にプリンターヘッドがそれ以上、下に動かない。尚且つX,Y軸のアーム、プリント面が、構造上斜めになり様がない。というのがデフォルトのモノの場合、プリント面を上下移動で微調整する程度で終了できるものは有るかもしれない。

そういう問題も有る(比較的簡単≒単純な作りになっている。)ので、

気を付けましょう。

(世間には、3Dプリンターのパーツが、ネジはもとより、ボディー用の柱、軸用のらせん棒など、制御用のコンピューター基板まで売っています。要するに…NC加工機の知識等が有れば…?DIYで直ぐに作れてしまうらしく…ある意味、パーツ交換するとすぐに治る場合が多い?というのは、そういう事だと思う)

プリント出力前には、
必ず水平垂直調整と、原点復帰。


それでは。

P.s.
因みに…作業上で起こった問題等や、対処法などの作業ノートを貴方用のモノを作っておくと、具合がよい場合が有ります。それ(あなたの失敗と、その対処の成功例)は、貴方の財産になると思う。







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